ポッカポカ大連だより

冰峪溝

  都会の大連ではなかなか大自然に巡りあうことはなく、もっぱら都会の生活を満喫している。便利ではあるけれど、中国を肌で感じるようないわゆる「中国らしい」歴史的な建造物や山や川が少ないのが残念だと思っていた矢先、HAOの先生に大連市内から日帰りで行ける秘境があると聞いた。温泉もあり、谷川を流れる川が綺麗でハイキングも楽しめると言う、そこは「冰峪溝」という名の観光地で、別名「小桂林」。
  早速次の週末にツアーを予約し、総勢6名で小さな桂林に繰り出した。
  早朝7時の貸切バスに乗り、走ること3時間。人口的な建物が嘘のように消え去り、山と山に囲まれた秘境の入り口には「冰峪溝」と書かれた大きな岩があった。中国人の観光客も多く、旗を持ったツアーガイドがメガホンを片手に案内をしていた。ここの名物は山の間に流れる川らしく、まずはその川を中型の船で横断。両面にそびえ立つ崖にはカモシカが飛び跳ねていそうだ。空気もきれいで川の音が涼しげだ。
  川辺を歩いていくとバーベキューができそうな岸に着いた。そこでツアーガイドが一言、「ゴムボードに乗って急流下りをしましょう」。…急流下りって、そんな子供じゃないんだし、ねえ?と他のツアー客を見ると、水鉄砲片手に大はしゃぎ。私達のグループで参加した男性陣も、救命胴衣をまとい、急流に臨む気合を感じる。実際にボートに乗ってしまうと満更でもなく楽しんでいる様子。久しぶりの水遊びにすっかり子供に戻ってしまっていた。次に着いたのはなんと、アスレチック?のような水上公園。湖の上にアヒルボートが浮かぶ。ここでも飽きることなく水遊び。帰りのバスは、へとへとに疲れ全員が熟睡。 都会から一歩踏み出して見つけた小さな自然に大満足だった。

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